長女そらの時(8歳)2020年
J専1年後半のテキストには『メヌエット』という題名の曲が3曲載っています(紛らわしいw)
作曲者が、
① C.ペッツォルト(伝J.S.バッハ)
② J.クリーガー ←いまココ
③ W.A.モーツァルト
『メヌエット』作曲:C.ペッツォルト(伝.J.S.バッハ)(ヤマハ J専1年)
長女そらの時(8歳)2020年 Q. はて…?作曲者名に記載されている、伝〇〇とは何ぞや? 勝手なイメージで、ペッツォルトさんはバッハさんの弟子だったのかな?なんて思ったりもしましたが… A. 調べに ...
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今回の『メヌエット』の作曲者であるJohann Krieger(ヨハン・クリーガー)は、1651年〜1735年に生存していたドイツの作曲家&オルガニストです。
お兄さんのヨハン・フィリップ・クリーガーも作曲家&オルガニストで、お兄さんとほぼ同じ軌跡を辿っています(宮廷オルガニスト→カペルマイスター)
その後、教会のオルガニストを53年間(亡くなる前日まで)務めました。
音楽一色の華やかな人生だったのかな〜って想像しちゃいますね。
膨大な数の作曲を手掛けたにも関わらず、戦争によってそのほとんどが失われてしまったそうで…大変残念です。
当時クリーガーさんは作曲者として一目置かれる存在だったようで…何がすごいって、扱える技術の多さがすごいのです。
絵を描くことに例えると、人それぞれ持っているクレヨンの数が違っていて、1色しか持っていない人、5色持っている人…
仮に12色が一般的だとすると、クリーガーさんは100色持っていたという感じ。
同じ色ばかり使った絵だと飽きられやすいけど、100色も使って色んな絵を描き続けたら、ファンに飽きられることなく常に新鮮な作品を世に出せますよね。
残された作品から分かる楽曲形式だけでも、
ポリフォニック、ファンタジア、メヌエット、ガヴォット、アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグ、トッカータ、フーガ、二重フーガ、反行フーガ、リチェルカーレ、シャコンヌ、オスティナート、コラール、パッヘルベル、パッサカリア、ドゥレッツァ、バッタリア、カンタータ…
などなど…出てくる出てくる色んな技法。
とりわけ、フーガ(対立法が主体)は卓越した書き方をしていたため、彼の作品を研究する同職者も多かったようです。
あらためて、『メヌエット』とは…
ヨーロッパの舞曲のひとつ。
4分の3拍子で、2小節が1つの単位となってフレーズが構成されている。
『メヌエット』はスタッカートも用いる曲が多いですが、クリーガーさんのこの曲は全体的にレガート&スラーでゆったりとした感じです。
って言われてみたい!(笑)
イケメン執事の生演奏を聴きながらお昼寝……
………………………ハッ!
いかんいかん、ちょっと意識が飛びそうに…w
それでは…イケメン執事ではありませんが、わが家のお嬢様の演奏をお聴きくださいませ。