長女そらの時(8歳)2020年
作曲者のオスカル・メリカントさん(1868年8月5日 - 1924年2月17日)は、フィンランドの作曲家・音楽教師で、当時は音楽家として多芸多才で有名だったそうです。
この曲、動画だけ視聴すると簡単そうに思えるんですが、内容は結構ボリューミーでした。
アレンジの課題なので、いつも通り
メロディーを聴く→歌う→弾く→ハーモニーをつける→伴奏形を変える→メロディー変奏する
という流れは同じですが…
平行調
まず、平行調を習うのが初めて(だったと思います)。
Aがイ短調、Bがハ長調、A'がイ短調。
平行調間の転調はよく使われる技法なので、すでに習った調での平行調は自分のものにしておきたいですね。
ジャズでもポップスでもクラシックでも、転調があると「おっ!?」ってなりますよね。スパイスが効いてる感じ♪
使いこなせるようになったらカッコイイ!(そらはまだ全然そんなレベルじゃありませんが…)
和声
あと、和声の勉強もこのへんから本格的に始まります。
先生が口頭で言うことがこれまでもあったかも知れませんが、テキストで取り上げられるのはこの曲が初めてです。
イ短調とハ長調、それぞれの調の Ⅰ度の和音を比べて、同じ音はどれかを調べました。
度数って、この後バンバン出てくるので、不安な方は今のうちに基本をしっかり押さえておいた方が良いと思います。
このページの説明が分かりやすいのでオススメ→第1回 基本的なコードネームを理解しよう
コードネームの方は今の段階では覚えても覚えなくてもどっちでも良いのですが、上記ページ内で説明されている、3.和音と4.三和音の種類は理解しておいた方が良いですよ。
そうすると、和音の転回形やリハモナイズ等の話になっても余裕でついていく事ができます。
基本的なことも説明してくれる先生もいるかもしれませんが、そらの先生は全く説明なしでいきなり度数で表現し始めたので…あわててググって勉強しましたw
メロディー変奏のアイディア
この曲で出てきた変奏のアイディアは、CDをもとに…
・メロディーに音を足す(これは以前からあります)
・左手を和音にしない
和音を分散させて単音で動かしていく。ちょっと和音にない音も入れるとオシャレになる。
・調を変える(これも以前からありますね)
こんな事を学びつつ、アレンジしてみました↓
即興演奏
この曲と直接的な関わりはありませんが、このタイミングで即興演奏の練習もしました。
一番馴染みのあるハ長調で、8小節の曲をみんなで完成させます。
step
1《Aの2小節》
1人の子がモチーフを弾く
step
2《Bの2小節》
先生が続く感じを弾く
step
3《A'の2小節》
お友達が①を真似して弾く
step
4《B'の2小節》
先生が終わる感じを弾く
即興演奏なので、その場で思いついたのを弾けたら良いのですが…即興が得意な子、苦手な子もおり、練習をし始めたばかりというのもあって、先生も
って言ってたので、うちの子はガッツリ準備していきました(笑)。
モチーフ考えるのも大変という子もいると思うし、③のお友達のモチーフを真似するというのも、自分の引き出しにないリズムや和音だったりするので結構難しかったりします。
でも、そこが楽しいところでもあるんですけどね。即興演奏力って強みになるから、ぜひとも慣れていって欲しいなと思います♪