参考情報
長女そら…2019年度合格
長男ひかる…2020年度合格
二女こころ...2022年度合格
三女あい...2022年度合格
J専って…謎が多いと思いませんか?
J専の謎
■ 推薦される子とされない子の違い
■ オーディションって何をやるの?
■ 不合格はないって本当?
■ オーディションの為の練習は必要?
などなど、いろんな疑問がありますよね。
わたしは白黒はっきりさせたい性格なので、ヤマハの先生達や楽器店の運営者の方にグイグイ突っ込んで質問しまくりました(笑)
その結果” 運営者側の視点から見てみる ” という面白い経験をしたので、J専の情報をもっと知りたいというかたのために、その内容をお伝えしたいと思います。
運営サイドの視点
しょっぱなから固いと思われるかもしれませんが、J専について知る基本中の基本、ヤマハの理念についてです。
まぁ、お固いのはココだけなのでサラッと読み流して下さい。
ヤマハ音楽教室の理念
「すべての人がもっている音楽性をはぐぐみ、自ら音楽をつくり、演奏し、楽しむことの出来る能力を育て、その音楽のよろこびを広くわかちあう」
ヤマハ公式サイトより引用
ふむふむ。そしてこの考えのもと、
「子どもの可能性を正しく引き出し、音楽によって自分を表現する能力を養う」ヤマハ公式サイトより引用
という目標をもって、音楽を学びたいと思う誰もが、細かく設定されたコースの中で自分の力にふさわしいレッスンを選び、ステップアップしながら音楽教育を受けることができるよう運営しているのだそうです。
なるほど。さまざまな年齢のさまざまなコースが設定されていることも納得できますね。
ちなみにJ専は《ハイレベルな鍵盤演奏力》と《創造的で豊かな表現力》を身に付けられるコースです。
なぜ推薦するのか
特約店や先生の方針として推薦はしないという店や先生もいらっしゃるので、ここでは推薦をする方針の特約店と先生に関してお伝えしていきたいと思います。
推薦する理由には幾つかの要素があります。
1つ目の要素さきほど述べた『子どもの可能性を正しく引き出す』という部分に注目して下さい。
”子どもの可能性”を正確に計れる人はいないとはいえ、やはりその子の中にキラリと光る素質が見てとれる子もいます。
『子どもの可能性を正しく引き出す』ためには総合コースだと不十分だと先生が思われるときにJ専へ推薦します。
この理由で推薦してもらえたら、親としては嬉しいですよね。
2つ目の要素J専は他のクラスと比べて月謝が高く内容もシビアなので、親が音楽界のプロとか、親がJ専出身とか、兄姉がJ専に通っているという人以外には少々敷居が高く感じられます。
ですので、J専に行くことを考えるきっかけをあげたいときに推薦します。
3つ目の要素J専は新しい時間枠にコースを新設することが多い(総合コースorアンサンブルコースは幼児科の時のグループのまま、曜日と時間もそのままというのがほとんどです)ので、全員都合の悪い時間で誰も参加できない…という事態にならないように、前もって人数を確保し、その人たちの都合の良い曜日や時間の聞き取りをする為に推薦します。
来年度J専を担当する予定の先生のスケジュールと照らし合わせて、J専進級予定者の全員もしくは大半が通える時間枠を組みます。
どういうところを見て推薦するか
専門コースはすべての教室にあるわけではなく、大抵は本部が置かれている場所で開講されているようです。
専門コースを開設する為には、アンサンブルができるように少なくとも3人が必要になりますが、2人でも開講するケースもあります。
さすがに1人だけの場合は、他のエリアまで通うか別のコースにするか、1年保留して翌年入るかの選択肢となります。ですので最低でも3人、途中で辞めてしまう子もいるかもということを考えると5人くらいは集めたいところ。
そこで、エリア内の幼児科2年の子供達の中からJ専に推薦できそうな子を見定めていきます。
推薦する3つのポイント
・幼児科のレッスンにしっかりついていけている
・やる気がある
・親が(現在も今後も)しっかりサポートできる
他にも、こんな部分も総合的にみています。
その他のポイント
・先生の指示を一度で理解できる
・自分の思っている事をしっかり言う事ができる
・積極的にクラスに参加している
・宿題をしっかりやってくる
・創造性が豊か
・表現意欲がある
・集中力、持続力がある
・音楽的センスを感じる
などなど。
でもこれらの項目全てパーフェクトなお子様なんて、ほぼいないと思います。ほんの一握りの天才肌と呼ばれる子でしょう。
実際は全ての項目をクリアしていなくても推薦してもらえる場合が多々あります。
なぜ推薦してもらえないのか
やる気も充分あるし、能力的にも推薦してくれていいんじゃないかと思っているけれど、実際は声がかからない…
そんな背景には、こんな理由があるかもしれません。
推薦されない理由
・先生によって判断基準が違う
・定員オーバーになるから(クラスを増やそうにも先生の確保が出来ない場合)
・会場が別の場所になる(しかも通いにくい場所)
・毎日1〜2時間の練習時間の確保が難しそうだと思われている
・出場必須イベントへの参加が難しそうだと思われている
・ヤマハ以外の習い事もしたいのではないかと思われている
・金銭的に難しそうだと思われている
・推薦はせずに立候補だけ対応するという方針の先生(楽器店)
のように様々な理由があるので、推薦してもらえないからといって子供の能力が至らないなどと思う必要はありません。
J専に行きたいと思うのであれば先生に相談してみましょう。
(2019.3.7追記)
他の方の口コミなどを拝見するとJ専は推薦された子だけが行くべきなのかな...という気持ちになって、ちょっと悶々としていたので思い切ってストレートにヤマハの先生達に聞いてみました。
そしたら、ちょっと意外な回答が…
どうしてかというと、J専はお子さんだけでなく親御さんの金銭的・時間的な負担も大きいので、こちらが推薦して、お子さんが乗り気で、でも親御さんにとっては難しくてそのコースを選ばなかった場合に、お子さんが悲しむし親御さんも気まずくなってしまわれるので、J専に行きたいという申し出を頂いた方だけにご案内するようにしているんです。
そうだったのかー!
しばらくの間「そらは推薦してもらってなくて立候補だけど、それって恥ずかしいかな?」「先生からはJ専についていけないと思われてるのかな?」「親がサポートしきれないと思われてるのかな?」とかとか…すごく悩んでいたので、この回答を聞いて安心しました。
今年J専に行くもう一人の、ピアノがすごく上手な子にも聞いてみたら、その子も推薦はもらっていないそうなので、うちを気遣って言って下さったのではなくて本当にそういう方針なんだなと思いました。
ただ先生によって方針はさまざまで、同じ楽器店でも推薦する先生もいらっしゃることが後日判明しました。
結局のところ ”やる気” が一番大事
そんなこんなで専門コースに進みたい旨を伝えたところ「お子さんのやる気と親のサポートがあれば大丈夫ですよ」と快く受け入れて頂き、オーディションに望むことになりました。
J専の説明会でも言われましたが...
「オーディションは、その子の実力を見るというよりも、子供にやる気がどのくらいあるのかと、子供のモチベーションが下がった時に親がしっかりサポートする気があるかどうかを見ます」と。
J専に通い始めてからも、やる気のある親子はどんどん成長します。
逆に、中途半端な気持ちだったりヤマハや先生に対して否定的な気持ちを抱いている人は、レッスンについていけなくなったり不満が募っていったりして苦しくなります。
せっかく高い月謝を払い、多くの時間と労力をヤマハに費やすのですから、親子で成長をかみしめ、楽しみながら継続できたらいいですよね。
オーディション内容【2020年】
親子の”やる気”をチェックするためのオーディション。
幼児科で習うことの枠を超えた出題がされるのは、親が家でどれくらい子供をサポートできているかを確認するためかな?と思います(あくまで個人的な意見です)。
「やる気があるなら、このくらい自宅で練習していて当たり前だよね~?」と言われているような気がします。
オーディション内容
♢レパートリー曲演奏
課題曲、自由曲の各1曲(計2曲)を演奏します。使用楽器はピアノまたはエレクトーンとします。
【課題曲】ぷらいまりー③「めんどりとひよっこ」、「かわいいはなたば」、ぷらいまりー④「おちば」より1曲を演奏します。
【自由曲】ぷらいまりー③④より1曲、もしくは同程度の自由曲を1曲演奏します。※但し、課題曲で演奏した曲以外の曲を、演奏してください。
・
♢メロディー聴唱
メロディーを聴いて歌います。メロディーはフレーズごとに区切って出題されます。調、開始音等は提示しません。
〈出題範囲〉ぷらいまりー①~③のメロディー暗唱曲から1曲を出題します。(移調含む)
・
♢メロディー聴奏
メロディーを聴いて弾きます。(出題は1曲/8小節程度です。) メロディーはフレーズごとに区切って出題されます。調、開始音等は提示しません。
〈出題範囲〉ぷらいまりー①~③のレパートリー曲から1曲を出題します。(移調含む)
・
♢ハーモニー聴奏
3つの和音を聴いて弾きます。(出題は3問です。) 3つの和音は続けて与えられます。調、開始音などは提示しません。
・
♢面接
保護者同伴にて行います。
・
※オーディションの内容については、担当の先生までお問い合せください。
これから成長していくんだし、幼児科終了時の実力はあまり関係ない…とはいえ、オーディションがボロボロだと本人も可哀想だし、自信を無くしてしまうかもしれないし、先生方にも”やる気”は伝わらないと思うので、最善を尽くしてオーディションに望みたいと思っています。
出題される移調の範囲
2020/04/11追記
オーディション内容に記載されている『メロディー聴唱』と『メロディー聴奏』の(移調含む)というのが一番気になるのではないでしょうか。
私も、何の説明もなくパンフレットを渡されただけの時は全ての調から出題されるのか!?と思い込み、かなり焦りました。
長女の担当講師はあまり詳しいことは教えてくれませんでしたが、長男の講師は現役のJ専講師でもあり、長男がオーディションを受けた年にもJ専を担当する事になっていたこともあって、結構詳しく教えて下さいましたので以下にまとめます。
ただし、開催地区や年度によっては内容に相違があるかもしれませんのでご注意下さい。
当初、全部の調が対象だと思い込んでいた私は、この出題範囲を聞いて
と思いました(笑)。
とはいえJ専に行ったら移調して弾くのは当たり前の事になるので、オーディションの出題範囲だけの練習にとどまらず、いろんな曲のいろんな調に慣れて実力を養っておくと、J専のレッスンが始まった時にも余裕を持てると思います。
オーディションに向けた練習
「オーディションに向けた練習は必要か不必要か?」という疑問への答えとして、実際にオーディションを受けてみて思ったことは、練習しておいた方が良いという結論です。
なぜかというと、普段のレッスンではやったことがないことをオーディションではやるので、ある程度練習しておかないとテンパるからです。
具体的に言うと、メロディー聴唱の移調を歌うのって、レッスンではやらないところの方が多いと思います。
でもいきなり「移調したやつ歌って?」って言われたら…「えっ!?」「えっ!?」ってなりますよね。
あとメロディー聴奏の移調もそうですし、タイミングが分からないという子も多いです。
どういうことかというと、先生が弾いている間は静かに聴いていて、先生が「ハイ」って言ったらその部分を真似して弾くという”順番こに弾く”というのが意外と難しかったりします。
”順番こ”を練習していないと、ついつい先生と同じタイミングで弾いちゃったりするので注意が必要です。
ハーモニー聴奏も、普段のレッスンではやらないクラスの方が多いんじゃないかな。
というわけで、本番でテンパらないために「こうゆうことをするよ〜」という心構えとしての練習を、ある程度しておいた方が良いと思います。
ちなみに、そらはこんな感じで練習していました。
♢課題曲
『かわいいはなたば』を選曲し、毎日3回弾いています。
この曲を選んだ理由は、「強弱がついている曲の方が、表現力をアピール出来るから」と先生がおっしゃったので。
♢自由曲
『ジプシーのおどり』を選曲し、毎日3回弾いています。
発表会でも弾いた、よく練習している曲だったのでこれにしました。
♢メロディー聴唱
移調って、長調→短調、短調→長調も出題されるのかと思っていたのですが、長調の曲は長調の移調、短調の曲は単調の移調、(しかも習った調だけで)だそうなので、ちょっとホッとしました。
ぷらいまりー①〜③で習った暗唱曲を毎日3曲づつ、わたしが移調して弾いたのを聴いてそらがドレミで唱いながら弾くという練習をしています。
これを書いていて思い出しました。そうだ、本番は聴奏ではなくて聴唱だった(笑)明日から聴唱に集中出来るように、聴奏はお休みしようと思います。
追記
最初の頃はわたしがピアノで弾いて出題していたのですが、だんだんモチベーションが下がってきて(笑)& 家事などで忙しくて出来ない時もありまして…
でもそらにはなるべく毎日聴唱の練習をさせてあげたかったので、子どもが1人でもメロディー聴唱の練習ができるツールを作りました。
↑
このボタンにリンクしてあるページから、ぷらいまりー①〜④で習ったメロディー暗唱曲の原曲と移調の単曲およびメドレーを視聴できます。
ただし素人の耳コピなので、レッスンで習った時のような完璧な再生音を求める方向けではありませんので、ご了承ください。
というわけで、後半は時間がある時はわたしがピアノで出題し、時間がない時はそらがこのツールを使って練習するようにしました。
ちなみにオーディションでは、このツールの再生速度よりもかなり遅く弾いてくださるのでご安心を☆
追記:本番の雰囲気に内容を似せた練習用動画も作ってみました。
メロディー暗唱移調聴唱を練習してみよう!【J専オーディション対策】
オーディション内容の中で一番馴染みが薄いのがメロディー暗唱の聴唱(移調含む)という課題ではないでしょうか?そこで… 移調の聴唱ってどうやるの? うちの子ちゃんと耳育ってる? 本番に備えて練習しておきた ...
♢メロディー聴奏
先生が「たいてい毎年『こぐまのマーチ』か『ロンドンばし』か『もりのあさ』のハ長調、ヘ長調、ト長調のどれかが出題されるよ〜」
とおっしゃっていたので、毎日この3曲の3つの調で3回づつドレミで唱いながら弾く練習と、念のため他の曲も1日1曲づつ移調の練習をしています。
♢ハーモニー聴奏
わたしが毎日10問づつ出題していて、3ヶ月目にしてやっと完璧に聴き取れるようになりました。
ちなみに”毎日”と言っていますが、正確にいうと月〜木です。金曜日は子どものオフの日にしてあげていて、土日は何かと忙しくて練習出来ないことが多いので…。本当は毎日練習できたら良いんですけどね。
2019年オーディション当日
3月末にオーディションがありました。
部屋に入ると、今年のJ専担当の先生と試験官の先生たち計4名が…。
進行は今年J専担当の先生が行い、チェック表?データ表?を見ながら評価している先生が2名。
本番の流れはこんな感じでした↓
と先生に聞かれ、緊張のあまり声が出なかったそらですが、前もって”ピアノ”と伝えてあったので、先生が気を利かせて
と聞き直して下さいました。
「うん。」とうなずくそら。
というやり取りの後、ピアノのところに案内してもらい、2曲つづけて弾きました。
♢課題曲
『かわいいはなたば』を演奏。
母のつぶやき緊張して やや固い音になってしまったものの、テンポやスラー、強弱などの表現は上手にできたと思います。
♢自由曲
『ジプシーのおどり』を演奏。
母のつぶやきこれも問題なくスムーズに弾けました。
♢メロディー聴唱
そらは先生の手元が見えない場所へ移動。
ピアノで、先生が『きつつきさん』をハ長調(原曲キー)でメロディーのみ4小節弾き、その部分をそらがドレミで歌い、残りの4小節を先生が弾き、そらが歌い…
次に同じ曲をト長調の伴奏付きで一度通して弾いて下さり、続いて先程と同じようにメロディーのみ4小節ずつ弾いて、その部分をそらがドレミで歌いました。
母のつぶやきわたしもそらも、これが一番不安だったんです。
ぷらいまりー①〜③の暗唱曲って24曲あって、移調も含めると72パターンあるので、全部覚えるのはムリー!と思っていて、原曲キーならレッスンでもやってるので慣れているけど、移調をドレミでスムーズに歌うのって難しいよなぁ〜〜〜と思っていて…
一応家でも移調の聴唱の練習をしていたものの、全曲を完全にマスター出来ていたわけではなかったので、耳が育っていることを祈るのみ…みたいな感じでいたのですが、本番は移調は一度通して弾いて下さったので分りやすかったです。
先生の演奏を聴きながら、そらもイスの上で(無意識かな?)指を動かして音をイメージしていました。
ハ長調もト長調も一発で聴き取れて、わたしは心の中でガッツポーズしました(笑)。
♢メロディー聴奏
先生が『こぐまのマーチ』のヘ長調(原曲キー)のメロディーを2小節弾いて、そらがその部分をエレクトーンでまねして弾いて(先生は伴奏)また2小節…の繰り返しで最後まで。
続けて先生が同じ曲をハ長調で一度通して弾いた後、先程と同様に先生に続いて弾きました。
母のつぶやきこれも問題なくスムーズに弾けました。
原曲も移調も右手だけ弾くように言われましたが、どちらも既に習った和音だし、両手奏でも良いんじゃないかなと思いました。
♢ハーモニー聴奏
これも先生がピアノ、そらがエレクトーンでした。
先生『シファソ・シファソ・ドミソ』
そら『〃』
先生『ソシレ・ソドミ・ソシレ』
そら『〃』
先生『レファラ・ド♯ソラ・レファラ』
そら『〃』
母のつぶやきこれも一発で聴き取れました。
♢面接
なぜこのコースを選んだのかとか聞かれるかと思って準備していたのですが、普段の練習の様子や、音楽で何が好き?(歌うこと、弾くこと、聴くことなど)とかスケジュールのことなどを聞かれました。
母のつぶやきそらもですが、わたしもオーディション緊張しました!
ちゃんと聴き取れるかな?落ち着いて出来るかな?と、もう不安でいっぱいでしたが、そんな不安や緊張をそらに見せてはいけないと思って余裕なそぶりを見せたり、待ち時間に面白い動画を見てリラックスさせたりしていましたが…
つくづく練習しておいて良かったと思えました。
毎日3回ずつ練習していた課題曲と自由曲、聴奏でよく出題される曲は、移調も含めて不安なく自信をもって演奏出来たし、メロディー聴唱、ハーモニー聴奏も1回で聴き取れたのは練習の成果だと思います。
これで自信をもってJ専に進級できるなぁと思います。
※念のため申し上げておきますが、オーディション内容は楽器店や先生、年度によって内容が多少異なります。
オーディションの結果
オーディションから1週間くらいで合格通知が郵送されてきました。
”オーディションに不合格はない”という口コミをたくさん拝見していたので合格で当たり前だと思っていたのですが、先生がおっしゃるには不合格もあるそうです。
緊張しつつも「どうせ不合格はないんでしょ〜」という軽い気持ちもあったので、先生から後日「不合格もある」と聞いた時は驚愕してしまいました…。
ちゃんと練習しておいて良かった…
本番、それなりにちゃんと出来て良かった…
まぁ…ここまできて不合格だったら、前述した ”推薦されない理由” の項目のどれかに当てはまって、通うのが困難だろうと判断されたのだと割り切れば良いのかもしれませんが、親も子も憧れのJ専に通うために練習も頑張ってきたので、”J専に通うための要素が揃っている” と認めて頂けたことは素直に嬉しかったです。
2020年のオーディションに向けて
昨年の長女のオーディションに引き続き、今年は長男もオーディションを受ける予定でいます。
長女を1年J専に通わせてみて思うことは…すごい楽しい♪ということ。
何が楽しいって、音楽に対する自由な発想を認めてもらえることが楽しいんです。
既存の曲を、伴奏だけアレンジしたりメロディーだけアレンジしたり両方アレンジしたり、コード進行だけ借りてきて自由に作ってみたり1から全部作ってみたり…
毎回のレッスンで編曲や作曲のポイントを少しずつ学びながら自分なりに表現していくことが、親のわたしも見ていて楽しいです。
そらには、やっぱりJ専が合っているな〜、通わせてあげることが出来て良かった…と思っています。
なので、弟のひかるもJ専に通わせてあげたいと思っています。
前述の『推薦する理由』の項目で書きましたが、やっぱり担当の先生を誰にするか?部屋の空きがあるかどうか?曜日と時間をどうするか?J専に推薦&立候補している子たちが通える曜日や時間、場所などの調整を11月頃からしてらっしゃるようです。
全員の希望通りにするのは難しいので、妥協しないといけない人も出てきてしまうのは仕方のないことなのかもしれませんね。。。
ひかるの場合、ひかるのクラスがそのままJ専のクラスになります(現在の幼児科クラスの曜日と時間と先生が同じ)。
でも、ひかるのクラスの子が全員すごくレベルが高いというわけではありません。
先生と教室と時間の空きが、その枠しかなかったからだそうです。
なので、現在生徒が4名いるのですが、そのうちの3名はJ専進級を希望していて、1名は個人レッスンに移行することを考えているようです。
そして他のクラスから4名オーディション受験希望者がおります。
そんな状況なので、12月頃からレッスン中にたまにオーディションでやるような事をちょろっと取り入れたりしてくださるようになりました。
メロディー暗唱の移調とかハーモニー聴奏とか。これはありがたい。
さらに、そらよりもひかるの方が耳が良いので、そらの時ほどオーディションに対する不安はありません。
オーディションまであと1ヶ月なんですが、オーディションに向けた練習というのは特にしていなくて…でも、そろそろちゃんとやっておかないと…と思っています。
実は1つシビアな状況がありまして…
今年度J専を開講する教室の部屋が、エレクトーンが6台しか置けないちょっと狭い部屋で…
そしてオーディション希望者は7名いて…
どうするんだろう?と思って聞いてみたら「1名はお断りすることになります。」って。
ひぇーーーー!!!
7名の実力差がほぼ無い場合はどうするんだろう…
なんか、その1名がうちの子だとしてもショックだけど、他のお子さんでもショックだなと思いました。
シビアな世界だ…。
みなさんのところでも、もしかしたらこういう状況のところがあるかも?
なので、オーディションに絶対受かりたいのであれば、面接の受け応えや挨拶・礼の仕方に至るまでしっかり備えておくに越したことはありませんよ。
ちなみに服装はフォーマルがおすすめです。やる気が伝わります。
そして可能であれば、両親揃ってオーディションに付き添うと良いと思います。
「ママだけ、パパだけがやる気があるわけではなく、家族みんなでサポートする気でいますよ!」という意思表示に繋がります。
でも私はその事に気付くのが遅くて2回とも私しか付き添わなかったのですが、オーディションの時に前後の方がご両親でいらっしゃっているのを見たり、先生からも
〈同じ時間帯に2人のレッスンがあったので、私もパパも毎週それぞれのレッスンに同席していました〉
という事を言われたので、家族(特に両親)の協力体制が審査基準の項目の1つなのかなと思います。
2020年オーディション当日
今年は…新型コロナウィルスの影響で3月からヤマハのレッスンが休講になり、3月に予定していたオーディションも1ヶ月延期になりました。
オーディションの前日に1ヶ月ぶりにレッスンが再開したんですが、その翌週からまた休講になってしまいました。
なので自宅練習が普段より更に重要になっていたのですが…
うちの子達はレッスンがあるからモチベーションも維持出来ているところがあったので、休講になったら更にダラけモードに(笑)
1週間前になって、さすがにヤバイと思ってオーディションの練習をしました。
以下、オーディション当日の内容です。
♢課題曲
『おちば』を演奏しました
f
♢自由曲
『ジプシーのおどり』を演奏しました
f
♢メロディー聴唱
『きつつきさん』のハ長調とト長調が主題されました
母のつぶやき「先生が『ハイ』って言ったらマネして歌うんだよ」と、あれほど言っておいたのに…フライングしていました(苦笑)。
でも、試験管3人に対面して歌う状況だったので…まぁ緊張して色々飛んじゃうよね…とも思いました。
f
♢メロディー聴奏
『こぐまのマーチ』のへ長調とハ長調が出題されました
母のつぶやき「高さに気をつけてね〜」って何回も言っておいたのに…1オクターブ上でハ長調を弾かないといけないのに、最初真ん中で弾いちゃいました。
先生が優しく
と促して下さって修正出来ましたが…
f
♢ハーモニー聴奏
シファソ・シファソ・ドミソ
ソシレ・ソドミ・ソシレ
レファラ・ド♯ソラ・レファラ
の3つが出題されました
およ?昨年と内容一緒だな〜…
オーディションの結果
大きなミスは無かったとはいえ完璧ではなかったので…
まぁ、やれることはやったから、あとは先生達のご判断にお任せしよう…という思いで数日間待ちました。
長女の時もそうだったけど、結果の通知が届く前に先生や事務の方から結果を聞くというw
今回は事務の方から
と言って送られてきた画像がJ専のテキストでした。
あ…受かったんだ…とその時知り、その後自宅に合格通知が届きました(笑)。
ちなみに、ひかるのクラスでオーディションを受けた他の2名も無事合格出来たとのこと。ホッとしました。
でも誰かが落ちたんだろうなと思うと複雑な気持ち。
その子の分まで…なんて大きなこと言えないけど、親子共々精一杯頑張っていきたいと思います。
(2020年5月)
教室が再開したので久々にヤマハに行きました。6名いるかと思いきや…5名でした。
ネット検索でも ”J専オーディション落ちた” というキーワードで検索してらっしゃる方がいると思うと切なくなります。
不合格の理由はオーディションに関わった先生方にしか分からないことですが…
どのコースであっても、あるいはヤマハじゃなくても、親子で音楽を楽しんでいって欲しいなと思います。
2022年のオーディション
二女のこころと三女のあいは、2021年度にJ専に進みたい旨を先生にお伝えしていましたが、コロナの影響で幼児科のカリキュラムのうち”歌う”ことが充分に出来ていなかった事と、応募者数が少なかった事が理由でその年のJ専の開講はありませんでした。
先生から「1年間総合コースで学んで、来年オーディションを受けてみては?」と提案されたので その通りにし、2022年度にオーディションを受けて合格し、J専に進むこととなりました。
さすがにオーディションの出題内容は、一昨年と比べるとやや難しかったです。
先生はエレクトーンで出題し、生徒がピアノで回答・演奏しました。
(エレクトーンのピアノの音色ってちょっとボワンボワンしていて聞き取りにくいんですよね。。。)
♢メロディー聴唱
二女への出題:赤いバラ(ト長調)原曲→(ハ長調)一回通しては弾いてくれず、いきなり4小節ずつ順番こに弾きました。
三女への出題:まりなげ(ハ長調)原曲→(ト長調)こちらもいきなり4小節ずつ順番こに弾いていきました。
♢メロディー聴奏
二女への出題:もりのあさ(ト長調)原曲→(ハ長調)一回通しては弾いてくれず、いきなり2小節ずつ順番こに弾きました。
三女への出題:ロンドン橋(ト長調)原曲→(ハ長調)こちらもいきなり2小節ずつ順番こに弾いていきました。
♢ハーモニー聴奏
レファラ・ド♯ソラ・レファラ
ソシレ・ソドミ・ソシレ
ドファラ・シファソ・ドミソ
以上の内容が出題されました。
1年間総合コースで学んでいたとはいえ緊張もあってか、つっかえてしまったところや、音の高さを間違えてしまったところもありました。。。
でも生徒だけではなくて先生もなんだか慌てていて、オーディション用のテキスト(手引き)を見ながら、どれを出題しようかその場で考えている感じでした。先生によっても対応が様々ですね。
2023年11月追記
末っ子もそろそろ進級を考える時期になりました。
先生からは、J専に推薦するくらいの力はあるし、総合で色々とやりたいものを取り入れながらやっていくのでも良いし、本人とご家族次第で...という感じだったのですが
残念なことに、空き教室の確保と講師の確保が難しいらしく、来年度はJ専の開講がなくなってしまいました...
1年総合コースで下積みして、再来年J専(開講があれば)に進むという選択肢もありましたが、中学に入ってからもヤマハを続けられる環境にあるかどうかが分からないため、末っ子は総合コースに進むことにしました。
うちが田舎だからなのか...いまいち講師陣や経営者側のやる気が感じられずもどかしいですが...今いる環境での最善を尽くそうと思います。
ご拝読頂きありがとうございました。
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。
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