みなさんこんにちは、音楽が大好きな5児のママおとはです。
子どもに「ああなって欲しい、こうなって欲しい」という願いを持つのは、親ならば誰しもが思うことではないでしょうか。
子どものためを思ってのことなので、できれば口うるさく「ああしなさい、こうしなさい」とは極力言いたくないですよね・・・
子どもみずから、意欲的に成長しようと頑張ってくれるほうが嬉しいですし、背中を押してあげたくなるものです。
みなさんも色々な方法で子どものやる気スイッチを入れてらっしゃることと思います。
今回は、わが家で実践している方法をご紹介します(ピアノ以外でも、勉強やスポーツなどにも当てはまる方法です)ので、何か参考になることがあれば幸いです。
楽しむ
まず1つめのポイントは楽しむことです。すごく単純ですが、すごく重要。
「好きこそものの上手なれ」ということわざがあるように、ピアノでも勉強でもスポーツでも・・・
好きだからやりたくなる
↓
やるから出来るようになる
↓
出来るようになるからもっと好きになる
↓
もっと好きになるから、もっとやりたくなる
という良いサイクルがうまれるので、取り組もうと思っていることを好きになることが一番大事です。嫌いなのに続けるのはしんどいですものね・・・。
もちろん、子どもが好きだと思えることを探すというスタイルも良いと思います。
色んなことを体験する機会をあげて、好きなことを見つけて・・・
その先は、一度始めたことは目標を達成するまで続ける人と、嫌になったらやめて、他の好きなことを見つける人がいると思います。
どちらにもメリット、デメリットがありますが、そこは個人の価値観や考え方の違いなので好きな方で良いと思いますが、メリットとデメリットを理解した上で判断できたら良いですよね。
一点集中:一度始めたら最後まで、あるいは目標を達成するまで続けるタイプ
メリット・1つの分野で特化した能力が身につく
・工夫する力と、粘り強さが身につく
(嫌なことから逃げ出すのではなく、どうすれば楽しく取り組めるかを考えて実行するようになるので、これらの力が身につきます)
・視野が狭くなる可能性がある
(ひとつのことに注ぐ力や時間が多くなるので、こうなる可能性も・・・)
広く浅く:嫌になったらやめて、他の好きなことを見つけるタイプ
メリット・多様な能力が身につく
・視野が広くなる
(どのくらいのスパンで次に進むかにもよりますが、色んなジャンルの経験をする機会が増えることで、これらの力が身につきます)
・嫌なものは避けて通れば良いという感覚が身についてしまう可能性がある
(避けて通れない状況にみまわれた時に、対処する力が身についていないと、本人も周りの人も困っちゃう…ということになるかも)
別の記事で書こうと思いますが、深い理由があってわが家では子どもたちにピアノを続けていって欲しいと思っているので前者寄りの考えなんですが、
他の様々な体験をすることで新たな刺激を受けたり、視野を広げたりもさせてあげたいので、ピアノをメインにしつつ、単発あるいは短期で他のジャンルの体験も色々とさせてあげたいと思っています。
なので、子どもたちが「ピアノが楽しい!」と思えるように工夫していること、意識していることについてもう少しお話したいと思います。
子供が「楽しい!」と思えるようにするには?
無理強いしない
気分が乗らない時や、他にやりたい事がある時には無理に練習させない。
たくさん褒める
ちょっとでも良いところがあれば褒めるようにします。大人だってそうだと思いますが、褒めてもらえたら嬉しくてやる気が出てくるものですよね。
親が楽しむ
親が楽しそうにピアノを弾いたり歌を聴いていたりすると、子どもも興味を持ちます。「練習しなさい!」という言葉よりも、楽しそうにしている親の姿を見せる方が何倍も効果があります。
じゃあ、親がピアノが苦手だったらどうするの?という声が聞こえてきそうですが・・・
これを機に、”子どもと一緒に楽しんでみよう!どうやったら楽しくなるかな?”と考えてみてはいかがでしょうか?
どの習い事もそうですが、親が嫌いなものを子どもにやらせようとは思わないでしょうから、”子どもと一緒にそれを好きになろう!一緒に楽しもう!”と思うのは、ちょっと意識するだけで簡単にできるのではないでしょうか。
子どもはマネをしたがる
子どもは白いキャンパスのような・・・乾いたスポンジのような感じで、色んなことをどんどん取り込んでいきます。
新しいことを見たり、聞いたり、学ぶことがすごくワクワクするんですよね。
教えてもらって学んでいく部分もありますが、子どもはむしろ、この「マネをしながら学んでいく」能力に長けていると思います。
楽しそう!面白そう!同じように出来るようになりたい!と興味を持ったら、自分からどんどん学んでいくようになります。
なので親に出来ることは、子どもがそう思えるような環境を作ることです。
身近に、楽しく取り組んでいる人がいるという環境がベストですね。
ちなみにわが家の場合は、まずわたしがピアノが好きで・・・でも習ったことがないので自分が好きな、弾きたい曲しか弾かないので楽しく弾いています。(自己満足とも言いますが(笑))
そんな姿を見て、子どもたちもピアノに興味を持ち始めました。
弟のひかるの場合は、歳の近い”姉そらが弾ける曲を自分も弾けるようになりたい!”という思いが強いので、わたしが教えなくても、姉が練習しているのを聞いて&見て覚えて、いつの間にか弾けるようになっていることに、わたしがビックリするというのが最近のパターンです。
ひかるの場合は、ごく身近にマネっこしたくなる模範人物(そら)がいてくれて良かったね〜という感じですが、そらにとってはそういう人物がレベルの低いわたししかいないので、YouTubeやTVを見せて、そらが ”この人みたいに弾けるようになりたい!”と思える人を探したりしています。
競争心を掻き立てる
子どもって、ライバルがいると、やる気に火がつくものです。
実力差がありすぎると逆効果なので、自分と同じくらいの年齢で自分よりちょっと上手いくらいの子が良い刺激になります。
そうゆう子が目の前をウロチョロしていると、「いや、わたしだってそのくらい出来るし!」って、やる気の火に油が注がれるわけですね(笑)
わが家の場合はひかるのライバルがそらでしたが、最近はそらにとってもひかるが良いライバルになりつつあります。
演奏技術的にはまだそらの方が上ですが、そらは言われないと練習しなかったのに対し、ひかるは時間さえあれば自分から練習するタイプでどんどん上手くなっているので、そんなひかるをライバル意識しはじめたそらも最近は自分から練習するようになりました。
そらとひかるはお互いが良いライバルのようです。
兄弟じゃなくても、同じ教室に通う子だったり、YouTubeに出ている子だったり・・・今の自分よりちょっと上手なライバルを見つけられると良いですね。
少し難しいことをやらせる
子どもは難しすぎると「ム〜リ〜!」という気持ちが先攻してしまいますし、簡単すぎるとナメてかかってあまり成長しません。
やる気スイッチを入れるには、その子にとってちょっとだけ難しいことをやらせてみることです。
そらとひかるの練習の例
レッスンで先生から出される宿題は、その曲をドレミで歌いながら弾けるようになること(もちろん、アーティキュレーションやリズム感はちゃんと表現する)ですが、多くのお子様同様、うちのそらとひかるも、それだけだと簡単すぎるので、家での練習はもう少しハードルを上げています。
具体的には・・・
↓これらの項目を全部満たしたうえで
リズム感
ドレミで歌いながら
心を込めて曲のイメージを表現
CDに合わせて弾く
速いテンポで弾く
読譜
ハ長調
ヘ長調
ト長調
ニ短調
ホ短調
イ短調
伴奏アレンジ
☆目を開けて弾く
★目を閉じて弾く
という練習をしています。
ここでポイントなのが、親が「じゃあこれ練習しよう」と指示するのではなく、子どもが「これやりたい!」というものを練習させること。
指示されてばかりだと、嫌だな〜という思いが出てくることがあります(特に、子どもがちょっと苦手意識のあるもの)ので、子どもに選ばせてあげると、子どもがやりたいもの、好きなものから取り組めるので、やる気スイッチをしっかりONにすることが出来ます。
認めてあげる
結果はさておき、子どもが努力したことや頑張ったことをしっかり褒めてあげると、やる気スイッチが入ります。
さらに、言葉で褒めるだけではなく目に見える結果を作ってあげると、もっとやる気が増します。
なので、こんなリストを作りました
↓
項目は、手洗い・うがい、宿題、片付けと明日の準備というごくごく当たり前のことなんですが、”帰ったらやること”を習慣化するためにリストに加えています。
ピアノの欄の緑色の項目は、そらが自分で練習したいと言った曲の中で、ちゃんと出来ているかどうかわたしにチェックしてもらいたい曲(主に移調や聴唱、聴奏)で、青色は先生からの宿題で毎日個人的に練習する曲です。
やった項目には、そらが今ハマっているなめこのマグネット(わたしの自作品)を貼ることで、プチ達成感を味わっていて、マグネットが全部貼れると嬉しそうにしています。
これだけで満足してくれる子はここまでで充分なんですが、そらの場合はちょっとしたご褒美がある方がやる気が増すようなので(笑)・・・
マグネットが全部貼れたら、金曜日は車で学校までお迎えに行ってあげるという約束をしています。
リスト表の金曜日の欄が斜線になっているのは、金曜日だけゲームをしたりテレビを見たりしても良い日にしているので、その日は宿題もピアノの練習もしなくて良いよ〜というオフの日にしているからです。
必須ではありませんが、こうゆうオンオフも、子どもによっては作ってあげるとやる気が増すという子もいるかと思います。
まとめ
いかがでしたか?
「すでにやってるわ〜」ということや、「あ、これ取り入れてみよう!」と思うことはありましたでしょうか?
最後におさらいしておきますと・・・
子どものやる気スイッチを入れるために親が出来ること
・
・楽しい!と思える環境を作る
・ライバルを作る
・ちょっとだけハードルを上げる
・努力を認めてあげる
・場合によっては、ご褒美をあげたり、オフの日を作ったりする
です。
子どもの成長、あたたかく楽しく見守っていきましょう。
ご購読ありがとうございました!